日本の気候風土は高温多湿です。
そのため、腐りにくく、シロアリなどにも強い材料を使う必要があります。
現在、輸入されている木材の多くは高温多湿な環境に弱いものばかりですが、
元来固有種である檜や杉、ひばなどは、これらの環境に大変強いです。
昔からの家が長持ちする理由のひとつはここにあります。
骨組みと構法をしっかりしておけば、家自体の耐久年数が上がるのはもちろん、
将来的に増改築するとき、大変有利です。
子供の成長に伴い、新しい部屋が必要になったり、使わなくなった部屋をつないで
ひとつにしたりする場合、経済性を優先した2×4やプレハブ構造の家では
極めて困難となります。
使い回しが利かない家では、増改築を諦めるか、一から建て直すしかありません。
建て直すコストとエネルギーは莫大なものとなります。
木材が、建材として利用可能なぐらいに育つのに、約40年〜60年ぐらいかかります
(木材は、太陽光とCO2と水だけで育ってくれる、大変ありがたい資源です)。
しかし、その木材で作る家の寿命が30年足らずだとしたら、どうでしょうか。
木材の生産は追いつかなくなり、いずれはゼロになってしまいます。
ゆとりをもって木材が育てるような耐用年数の家が、森にも地球にも優しいと言えます。
木材以外でも、なるべくメンテナンスができるものを選ぶことが重要です。
プラスチックなどの工業製品は修繕、手直しが難しく、壊れてしまった時などに
捨てる以外の道が無くなってしまいます。
