ソーラーハウスは、ご存じの方も多いでしょう。
太陽の光を利用したこのシステムですが、実は2種類のものが存在することは
意外と知られていません。では、どういったものがあるのでしょうか。
・アクティブソーラーハウス
太陽光で発電する設備を利用した住宅を指します。
つまり、蓄積した太陽エネルギーを電力に替える装置がある住宅がこれにあたるわけです。
・パッシブソーラーハウス
太陽によって電力を蓄えるのではなく、太陽による温室効果を利用した省エネ住宅。
屋根面や窓から光と熱を積極的に取り入れ建物内部に蓄熱し、夜間暖房の一部に供給します。
温室効果そのものを利用することにより暖房をあまり必要としない仕組みにするのが
この家の特徴で、アクティブソーラーハウスに比べ、よりエコと言えるでしょう。
このパッシブ〜の方式には、以下の3種類があります。
1・直接集熱システム
冬季、陽射しを南向きの大きな窓から取り入れて、その熱をコンクリートなどでできた床や
壁の蓄熱体に蓄えます。
夜間室温が下がると蓄熱体に蓄えられた熱を利用し室内の保温に役立てます。
鉄筋コンクリート造住宅に適する方式で寒冷地向きといえるシステムです。
窓ガラスは断熱対策からトリプルガラス(三重)を使う例が多いです。
2・分離集熱システム(屋根集熱方式)
屋根面に日射熱を集めるガラス張りの集熱箱を設置し、内部で暖まった空気を
送風機で一階床下の蓄熱層に送ります。
その熱を床 から家全体に循環させて暖房に供するシステムです。
夏期は集熱箱で暖められた空気を室内の熱気とともに屋根面に設置した排気孔から
強制排出することで室内温度を下げます。(OMソーラーハウス)
3・分離集熱システム(空気循環方式)
屋根や壁に通気層を設けて空気を循環させるシステムです。(屋根や壁が二重構造になる)
冬は床下と壁の換気孔を閉め、屋根や壁で暖めた空気を通気層に閉じ込めて室内保温に
役立てます。
夏は床下の換気孔を開けて外部の空気を取り入れ、建物内部の熱気は
通気層を通じて屋根裏の換気孔から排出し、室温上昇を緩和します。
排気はやはり換気装置を使用した強制排気となります。
